生活相談員は就職してから職場環境の実情を理解して悩むことがある。
職務内容が広すぎたり、残業や休日出勤が求められたりするのを嘆くケースもあるが、現場の人間関係で悩む人も少なくはない。
このような状況に陥らないための対策として活用できるのがトライアル雇用である。
トライアル雇用とはハローワークで行っているサービスの一つだ。
特色としては雇用期間を三ヶ月間としているところだ。
主に介護施設で行われているサービスとなっていて、介護施設での労働者が少ない状況を打開するための施策として位置付けられている。
介護士だけでなく生活相談員についてもトライアル雇用の募集があり、まずは三ヶ月間に渡って一つの職場で働く機会を得ることが可能である。
トライアル雇用で特徴的なのは、その三ヶ月間が過ぎたタイミングで正社員として雇用してもらえる可能性があるという点だろう。
この時点で自分が正社員として働きたいという意志があり、労働の様子を見て雇用側も正社員として採用したいと考えたらその時点で正式に雇用が決定されるのである。
職場環境を考えて好ましくないとわかったら、期間が満了した後で正社員になるのを断れる。
そして、また別の職場でトライアル雇用を受けて最適な職場を探せるのが魅力となっている。
職場選びで失敗しないためにも有用だが、生活相談員としての経験を積む上でも適しているので、これから初めて生活相談員になる人も利用してみると良いサービスである。